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今日は最近読んだ育児本を紹介させて頂きます。
タイトルは『自分の親に読んでほしかった本』です。
- 思い描いていた良い親になれていない自分に落ち込んでいる。
- 子どもと信頼関係を築きたいが、その方法がわからない。
- 子どもが言葉を話すようになったが、感情を理解できない時がある。
読みたいところまでとべる
我が家には7歳小一の息子と5歳年中の娘がいるのですが
実は最近、上の子の育児に悩んでいたんです。
「やめて」と言ってもやめてくれない
「あれして」と言ってもやってくれない
「早くして」と言ってもダラダラする
妹にちょっかいかけて泣かせる
ふざけて調子に乗り出すと私の言葉が届かない
先輩ママさんがこれくらいの歳の男の子をよく「宇宙人」なんて言ったりしますが
まさにそれ。
一丁前に読み書きしたり、計算解いたりするもんだから
コミュニケーションもとれるかと思いきや
これができないもどかしさでついイライラしてしまいます。
私ってダメな親って突きつけられているようで落ち込んでいました。
藁にもすがる思いで書店に入ったところ
目についたのが「自分の親に読んでほしかった本」でした。
ちょっと難しそうな気がしたけど思い切って買ってみることに。
読んでみると、今の私に刺さる刺さる。
あとで読み返したいところを付箋で貼っていたら
こんなことになってしまいました 笑
あ〜そういうことだったのか。と納得し
実際、上の子との接し方を変えて上手くいったり
今までのように上手くいかなくても俯瞰してその状況を捉えることが出来て
イライラしなくなりました。
痛み止めのお薬を飲んだ時のようにすっと楽になる感じがあって
これから子育て頑張ろうっていう人や同じ悩みを持つ人におすすめしたい
って思い、こちらに執筆させて頂きました。
▶︎【よく読まれている】読書好きになるには?小学生の子どもが毎日本を読むようになるまでの方法
著者はイギリスの心理療法士さんで「フィリッパ・ペリー」さんという方。
イギリスではテレビ番組やラジオの司会なんかもやっているそうなんですが
語り口がなんとも穏やかで
なんだか達観した優しい先輩ママにアドバイスをもらっている感じがします。
ちなみにこの本は世界40カ国以上で出版されているそうです。
この本は冒頭のまえがきにも書かれていますが、何かのマニュアル本でもないし
これをすればこうなるといった具体的な解決策を示してくれるライフハック本でもありません。
目次のタイトルは以下のとおりです。
妊娠から思春期との向き合い方まで
育児の悩みに寄り添ってくれ
親になる心構えについてアドバイスしてくれます。
第一章 子育ての遺産は連鎖する
第二章 子どもの環境を見直す
第三章 感情に向き合う
第四章 親になるための土台をつくる
第五章 心の健康を育む
第六章 行動を変える
各章のテーマの中にさらに細分化されたトピックがあり
それぞれのトピックについて、著者が心理療法士として向き合ってきた患者さんのエピソードを
交えながら、難しい言葉を使わずに解説してくれのでとても読みやすいです。
この手の育児本って、ものすごい真面目で論文っぽいものと
逆に漫画と絵ばっかりで記憶に残らないような極端なものが多いんですが
この本は、なんと言うか「ちょうどよい」です。
滋賀県の県庁所在地が言えない私でもスラスラ読めました。
各トピックに繋がりはないので
目次を見ながら気になるところを読んでいけばよいと思います。
前述のように付箋を貼りまくっているくらいですので、
絞り込むのが難しいですが、3つキーワードを厳選すると
一つ目は「コントロールせず、共感する」です。
子どもの感情を否定すると、あなたが心から幸せを願う当の相手を遠ざけてしまうことになりかねません。反応を変えるのは直感に反する行動かもしれませんが、自分の感じたことが自然に受け入れられるのは誰にとっても気分がいいもので、子どもも例外ではありません。子どもは感じたことを話しているだけなのです。はねつけるのではなく、子どもとつながりを築く機会、思っていることを話しあうチャンスとして利用しましょう。
著書より引用
社会性が身についた私たちは、思ったことや主張を簡単には口や態度に出しませんが
子どもは自分のやり方を通せない時に癇癪を起こしたり、グズグズ言ったりしますよね。
まさに私の悩みのタネです。
著書では、子どもの言い分や感情を受け入れるのが難しい時は、自分の感じ方と異なる時であり
これを言いくるめようとしたり、突き放したりしても意固地になるだけであると。
親が子どもを観察して感情を言葉にしてあげれば
子どもに共感し、繋がりを実感できる瞬間を持てれば
きっと子どもも自分の気持ちを話しやすくなります。
また、子どもの体験していることや抱いている感情に気づけなかったり、ないがしろにしてしまうのは
起きている状況を子どもの目を通して見るのではなく
自分の目で見ているからだそうです。
相手の立場にたって物事を考えるって、社会人としては当たり前にしているはずなのに
家族、特に子どもに対してどうして出来ていなかったんだろう。
二つ目は「過去は私たち(と、子どもたち)を攻撃する」です。
著書では、子どもがしたことや要求してきたことに
怒りや恨み、不満、嫉妬、嫌悪、苛立ちを感じたら
それは親自身の過去のスイッチを押されたという警告なんだそうです。
私たちは気づかぬうちに、子どもに対して自分の幼少期を重ねていて
同時に、自分が幼少期に抱えていたコンプレックスだったり
トラウマだったりを引きずっているのだとか。
上の子が算数の問題で分からなくなっていたりすると
ついムキになってしまい
「なんでこんな問題分からないの」なんてことを言ってしまったり。
私は、小さい頃から算数や数学が苦手で
でもそのくせ、理系に進んだっていう変なプライドがあったりして。
算数につまずいている息子が自分の幼少期と重なって見えているのかもしれません。
また、私の親は何か失敗した時も私に謝るようなことはありませんでした。
多分、昭和の子育てってこれがスタンダードですよね。
親は絶対的に正しい存在で、子どもを導いてあげなければならない。っていう感じ。
そのような関係性もありなのかもしれませんが
親自身が素直に自分の感情と向き合い、間違ったことをしてしまったなら
子どもに謝ることで
「大人(親)は絶対正しい」という無防備な状態を避けることができるそう。
お母さんも完璧な人間じゃないから、一緒に人として成長していこうね。
3つ目は「勝ち負けのゲームをやめる」です。
これテレビゲームの話じゃありません。親と子どもの関係のことです。
親たちは子どもの癇癪を非常に怖れています。一度でも受け入れてしまったら、それに味をしめた子どもが永久に癇癪を起こしつづけると思っているのです。こういう「子どもを勝たせてはならない」ゲームをしても、誰も勝者になりません。良好な関係を築こうとしているわけではなく、操ろうとしているだけだからです。
著者より引用
言うこと聞けばお菓子買ってあげる
言うこと聞かないなら罰としてゲーム禁止
などの小手先テクニックで子どもを操ると、とっても楽ですよね。
私もついつい、テレビ消すよとか、もうゲームさせないよ。などと
私にとって価値のないもので釣り
子どもにとって大切なものを人質にとり
服従させようとしてきました。
著書によると、子どもはそこから有害な人間関係のパターンを学び取り
他人の行動を変えたいときに持ち出します。
つまり、小手先のテクニックで「支配する人」と「服従する人」に分けて考えます。
また、子どもが常に親にとっての「服従する人」「騙される人」であれば
屈辱を感じ、それは怒りになって
内に向かうと鬱になり
外に向かうと反社会的になるそうです。
勝ったとか負けたとかじゃなく、まずは感情に寄り添ってあげようと思いました。
- 私はこの本を読んで、子どもの感情との向き合い方を知り、気持ちが楽になった。
- 著者はイギリスの有名な心理療法士さん
- 本の内容は読みやすく、気になるトピックだけ読めば良い。
- 私のおすすめの見どころ3つを紹介
この本が気になった方はぜひこちらから詳細を確認してみてください。
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この本を読んで
子どもが喋るようになったからといって
小学生になったからといって
あるいは中学生になったからといって
自分の気持ちを上手にアウトプットできるわけではないということがわかりました。
まるで不完全なパソコンのキーボードみたいで文書を打っているみたいで。
ぐずったり、落ち着きがなかったり
癇癪起こしたりするときは
何かのサインなのかなって観察してあげるようにしています。
言葉が届かないときは黙って10秒抱きしめてみる
10秒って結構長いので頭の中で数えてます。
すると驚くほど身体の力が抜けて
ふぅっとため息が出ます。
あぁこれがして欲しかったのかなぁって。
宇宙人じゃなくてよかった。
私のお腹からでてきたもんね。